第二章・二重人格

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━━━━… ━━━━━━━━━… ━━━━━━━━━━━━━… 「姫子ちゃ~ん!!」 「美貴ちゃん!!」 私は鬼頭姫子(きとうひめこ) 小学三年生 京都の由緒正しい道場の一人娘 髪の色は焦げ茶色で肩までのセミロングをいつもポニーテイルにしている 一応、地毛だ それから、私は右目に眼帯を付けてる 理由は後ほど… そして、4年前から、母さんが何処に居るのか、知らない… 「おはよ~♪」 この子は私の幼なじみの 紀田美貴(きだみき) 同じ小学三年生 “黄泉寺”の住職さんの一人娘 髪の色は茶色と言うより金髪に近く、長さはショートカットだけど、少しだけ伸びてる いつも耳にかけて藍色のカチューシャをしてる 此方も地毛らしい 美貴も母さんはいない 「おはよ~♪」
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