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「う~~っ!」
同じような家がいつまでも続く道を歩きながら思いっきり背伸びをする少女。朝は体が固いので伸びをすると気持ちがいい。
「急に横で変な声出さないでよ、やらしい。」
「変な声なんて出してないよ!?」
隣に並んで歩いていた少女が厳しい言葉をかける。背伸びをした少女はとっさに反論するも、軽くあしらわれて終わる。
「まあ仕方ないか、トラストは痴女だもんね。」
「違うってばぁっ!なんでミスティンはいつもそうやってボク弄りするのかな!?」
トラストと呼ばれた少女の言葉を、ミスティンと呼ばれた少女は華麗にスルーして【トラスト弄り】を続行した。
先程の背伸びの少女の名はトラスト・メイフォール。薄紫のクセのあるショートヘアーにまだ発達途上なのであろう未発達なバスト、特に痩せ形な訳では無いが太って居ると言えばそんなことはない。と、これといった特徴の無い16歳の女の子である。
それと、一人称がボクである。
その隣に居る、トラスト弄りの少女はミスティン・アークウォーデン。深い緑色の、トラストより若干短めの髪に切れ長の瞳で、トラストとは違い、爆発的と言っても良いバストにスラリと高い身長と長い足、凶器のようなスタイルの同じく16歳だ。
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