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しばらくそうしながら他の生徒の流れに添って歩くと、昇降口にたどり着いた。
その奥には、この春の新入生のクラスの振り分けが書かれた紙が貼ってあった。
「そう言えばさ、ここに居る人たちってみんなボクらと同じ推薦?」
「いや、みんな推薦とか無いでしょ。確か……」
この学園に入学するには3つの方法がある。
一つは一般の生徒のように一般入試によって入学する方法。
一つはトラスト達のように推薦されて入学する方法。しかし本来この学園の推薦をもらうのは容易な事では無く、小学、中学と優秀な成績を収めた者のみに推薦が届くので現実的ではない。
「へぇ…もう1つは?」
「さあ」
「さあ?」
「いや、入学する3つ目の方法があるのは噂になってるんだけど…なんか推薦なんか比じゃないくらいに難しいらしいんだよね」
「うそ!?そんなので入学する人居るの?」
「そういう方法がある以上、居るんじゃない?」
靴を脱いで鞄に靴を締まいながらミスティンは話を切り上げた。
トラストも続いて靴を脱ぎ、上履きに履き替えて自分のクラスを確認しにいった。
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