王女となった王子

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その後、セヴィーラの腹違いの弟として、国王と妃の間に産まれた正統な血を引く子はシルビアという女性の名前を付けられ、王女として育てられる事となるのだった。 妃・セシリアが亡くなった後、セヴィーラ王子の母であり、元は国王の側付きの侍女であったフローラが国王の新しい妃となった。彼女は心優しい女性で、セシリアへの罪悪感もあり、シルビアを本当の子のように可愛がり、辛く当たる事もなかった。セヴィーラも、実はシルビアが男である事を知らずに妹として可愛がった。この時、フローラにはシルビアが男である事を知らされていたのであった。
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