389人が本棚に入れています
本棚に追加
シルビア王女の護衛隊員達はセレンの部屋を後にし、王女の部屋へと向かった。
「シルビア様、護衛隊でございます。」
「どうぞ。」
「失礼致します。」
4人は中へ入った。シルビアは王女の姿をしていた。
「シルビア様、例の事件について調査報告に参りました。」
「待ってたわ。ドアの前に家来が一人いて、今ちょっと席を外しているけどすぐ戻って来ちゃうから、私の隠し部屋に来て。」
4人は王女の後をついて行った。着いた先は王女が剣の訓練をする隠し部屋だった。
「ここなら誰にも聞かれないから大丈夫。私は表向き王女だから捜査に表立って動けず、あまり協力できてなくて申し訳ないわ。」
シルビアもセヴィーラ王子の護衛隊に秘密で捜査に協力する事になっていた。
「いいえ。危険な事なので無茶はして頂きたくたくないので大丈夫です。それで、捜査報告ですが・・・」
ジル隊長はこれまでの捜査結果をシルビアに話した。
最初のコメントを投稿しよう!