行けなかったあの場所へ

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 そして半月後。  我がチームがレギュラーシーズン首位を確定させた、その頃。  ・・・・・・あのチームに、マジックナンバーが点灯した。 「もしかしたら・・・・・・」 俺が、そんなことを思い始めた、さらに暫くして。 我がチームが、プレーオフ第ニステージで、千葉を叩き潰していた頃。 あのチームは・・・・・・ ・・・・・・セリーグ優勝を、決めていた。 「もう、遅いんだよ・・・・・・」 ビール掛けに興じるあのチームの選手達をテレビで眺めながら、俺は呟いていた。 「だって、もう、 “ アイツ ” は・・・・・・」 そう。 あの場所へ・・・・・・ ・・・・・・甲子園へ連れて行くはずだった、アイツは・・・・・・
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