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その年の秋。
ドラフトで俺は、九州のプロ球団の指名を受けた。
願っても無い話だった。
翌年から、俺のプロ野球人生が、スタートした。
無我夢中だった。
なれない九州での生活だったが、寂しさなぞ、感じている暇は無かった。
無我夢中で雁の巣を駆け抜け、いくつかの季節が、過ぎた。
そして、気がつけば。
俺は福岡ドームに、たどり着いていた。
チームは、リーグの優勝争いの真っ只中にいた。
選手は、いくらつぎ込んでも足りなかった。
そこで、俺が呼ばれたと言うわけだ。
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