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何故か落ちていたので拾った学園マップによると、学習棟、部活棟、学生寮、その他建物、カービィ学園の森という広い森によって構成されているらしい。見た感じではなかなか充実している学校ね。これからの生活が楽しみかも。
学習棟に入り、学園マップに従って職員室を目指す。数分という比較的短い時間で着いた。そこには一人先生らしき女性が立っていた。こちらに気付いたその人は私に駆け寄り、
「あなたがリナさん?私は担任の紫音。よろしくね。あ、これ学園バッジ。これがないと学校には入れないわ」
「どうも」
紫音先生はフフ。と微笑み、私の顔を覗き込んだ。
「な……何ですか?」
「あなたみたいな真面目そうな子って珍しいからね。つい見つめちゃったわ」
マジですか。さっきの人の事があってか、この学校がだんだん怪しくなってきた。
「それじゃあ……教室の方に案内するわね」
私は紫音先生の後に着いていった。
第一章 END
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