リナ、入学。

4/4
前へ
/4ページ
次へ
 何故か落ちていたので拾った学園マップによると、学習棟、部活棟、学生寮、その他建物、カービィ学園の森という広い森によって構成されているらしい。見た感じではなかなか充実している学校ね。これからの生活が楽しみかも。  学習棟に入り、学園マップに従って職員室を目指す。数分という比較的短い時間で着いた。そこには一人先生らしき女性が立っていた。こちらに気付いたその人は私に駆け寄り、 「あなたがリナさん?私は担任の紫音。よろしくね。あ、これ学園バッジ。これがないと学校には入れないわ」 「どうも」  紫音先生はフフ。と微笑み、私の顔を覗き込んだ。 「な……何ですか?」 「あなたみたいな真面目そうな子って珍しいからね。つい見つめちゃったわ」  マジですか。さっきの人の事があってか、この学校がだんだん怪しくなってきた。 「それじゃあ……教室の方に案内するわね」  私は紫音先生の後に着いていった。 第一章 END
/4ページ

最初のコメントを投稿しよう!

5人が本棚に入れています
本棚に追加