20人が本棚に入れています
本棚に追加
――パキッ…
古城の散策していてかなり時間が経った。少し休憩しようと思った時、急に何かの音がした。
キリク「?!」
オウガ「……大丈夫だよキリク。音はかなり遠くで鳴ったみたいだし。」
でも、何の音だったんだろうか…
まるで、枯れ枝を踏み折った音に近いけど……古城の中に枯れ枝なんかあるわけが無い。というか、この古城に木は使われてすら無いのだ。
キリク「かなり遠くか…でも、嫌な予感がするな……」
オウガ「…あれ?さっきまでは聞こえなかったけど、何か巨大な生物の息遣いが聞こえる…?」
キリク「まさか古城とその付近の行方不明者多発事件の原因か?」
オウガ「多分そうだと……」
?「うわぁぁあぁっ!!」
突然、誰かの…いや、第二班の副隊長の叫び声が聞こえた。
キリク「っ!今の…」
オウガ「第二班副隊長の…」
キリク「行くぞ!」
オウガ「分かってる!でも、気をつけて。あの場所からの叫び声だから……」
キリク「良いから行くぞ!!」
キリクが走り出す。僕も後を追う。
最初のコメントを投稿しよう!