20人が本棚に入れています
本棚に追加
しまった!
キリクの事を忘れていた。急いでキリクを瓦礫から引っ張りだそうとしたが…引っ掛かって抜けない。
そうこうしてる内に、詠唱が終わりを告げる。
イーター「闇の王の力、ここにその猛威を振るいて彼の者を滅せよ……『ヘル・ジャッジメント』!」
発動してしまったからには仕方ない、一か八かだ!!人に戻り、素早く魔法を唱える。
オウガ「『ホーリー・シールド』!!」
黒い波が僕らを目掛けて迫ってくる。
上級光魔法、ホーリー・シールド…一か八かで詠唱抜きで唱えた。まだ、使った事が無いから…心配だ。
そして、あっという間に波は僕らを飲み込んだ。
…どうやら、ホーリー・シールドは発動したみたいだ。光が僕らを包んで、波から守ってくれた。
キリク「…あれ?オウガ…?」
オウガ「起きるの遅い!」
キリク「ドラゴンは?!」
キリクが聞いたところで、ホーリー・シールドの効果が切れて光が霧散する。
最初のコメントを投稿しよう!