声明

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俊介たちが席についてしばらく、授業が始まった。 だが周りのみんな授業にほとんど集中できていない。 生徒だけならともかく、教師もそうだった。 間違ったことを教えたり、チョークを何個も割ったり。 先生がそんなんでいいのかと、俊介はツッコみたくなったくらいだ。 まぁ、前代未聞の政府による会見があるって言うんだから、そうなってしまうのも当たり前かもしれないが…… 事実、俊介自身も会見のことと空への復讐心から全く授業に集中できていなかったのだから。 そして、予定ではその復讐は次の休み時間に実行する。 これまでの休み時間にも実行しようと試みたが、会見を見るために始業の時間が大きくずれ、休み時間が5分となったため、時間が足らず断念していた。 しかし、次の休み時間は念のために時間をあけたのか会見までの時間――約30分もある。 ここで実行せすにいつ実行する。 真優もやる気まんまんだ。 ただまた注目を浴びないように静かに行わないといけない。 そう俊介がワクワク、ドキドキ考えていたとき、終業を告げるチャイムがなった。 さぁ、復讐の時間の始まりだ!!
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