非国民

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(今は…今は、あの書状のことは忘れよう。真偽も確かめていないのに、軽々しくは言えない。) (兎に角、少しでも早く城を落とすことに集中しろ、俺。) 俺は、自分自身に焦るな焦るなと言い聞かせながら、城攻めに集中した。 「どうじゃ?平八郎。状況は?」 平八郎「未だ城は保たれております。」 「チッ…。不甲斐ない家臣共め…。…もうよいっ。ワシ自ら城攻めに加わるぞっ。平八郎っ、ついて参れ。」
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