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「ワシを心配するなど、百年早いぞっ、平八郎っ。ワシを心配する暇があれば、目の前の敵をなぎ倒し、早々に城を落としてみよ。」
平八郎「はっ。」
俺は、兵6000の中でも、先頭集団に紛れて本丸を目指した。
それを見た我が家臣らは、『殿をお守りしろーーーーっ。』という掛け声と共に、俺の周りを固め、一丸となって進んでいく。
大将の命掛けの行動というものが、戦場において、一番士気を上げるのである。
だが、松永勢も蝋燭の火の消える前のような、最後の抵抗を試みてくる。
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