非国民

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しかし、今この現状はどこから鉄砲が飛んできてもおかしくない状況である。 ただ、約100名の風魔が俺の周りを囲んでいるので、ある程度の安全は保たれている。 が、今は自分の命よりも、この信貴山城の戦いを一刻も早く終わらせることの方が先決なのである。 たまに、松永の雑兵が、何をとち狂ったか、本陣目掛けて突っ込んでくることがあったが、風魔が瞬殺する。 そして待つこと四半刻、体感時間としては一刻以上に感じたのだが、やっと各将からの報告が入ってきた。
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