初恋

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ダイスケ「それに、困った生徒が周りに多くてね;」 困ったように笑う先輩だけど、どこか楽しそうに見えた 『困った生徒って私も含まれてるんですか?』 突然先輩の後ろから現れた制服姿の少女 バッグについた可愛らしい向日葵のストラップが揺れている その子は懐かしい制服を着ていた 私たちが3年間着たあの制服 ダイスケ「どうしてここに;?」 どうやら学校から付けられていたのに先輩は気づかなかったらしい ダイスケ「大人の会話に口を挟まない;」 『え~!私と先生、全然歳が変わらないじゃん』 溜息混じりにお説教する先輩はすっかり先生らしくなっていた トモカ「唯、そろそろ行こっか」 私と同様に先輩と少女のやり取りを微笑ましく見ていた唯が、私に視線を移した 『良いの?』といいたげな目だ それに応える様に頷いて見せる 先輩と久しぶりに会えたし、唯ともゆっくり話せた まだ幼かった頃の自分を思い出せたし… 明日から色々頑張れそうな気がする
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