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レン「忘れたとは言わせないぞ!!昨日の夜、お願いしたら確かにお前は会わせてやるって言ったんだからな」
布団の中でまだ覚醒しきっていない脳を無理やり働かせる
昨日の夜は確か、サークルの飲み会から帰って来て…
記憶を辿ると、言い寄って来る蓮に適当な相槌を打つ自分の姿が脳内に映し出された
しつこい蓮に向かって俺は「はいはい。また今度ね」と応えた…気がしなくもない
布団をめくられ目の前が一気に明るくなる
レン「な?」
俺の表情を見て、思い出した事を確信したんだろう
満面の笑みを浮かべている
ショウ「待って…俺は今度って」
苦しい言い逃れをしようとする俺の言葉を蓮が遮る
レン「今度=次回だろ?って事は今日じゃん♪」
そして蓮は「早くしないと置いて行くからな♪」と言って、バスルームに向かった
ショウ「置いて行くも何も俺の実家知らないくせに;;」
溜息をつきながら、やっと体を起こす
携帯を開くと「何時頃になりそう?」と姉からメールが着ていた
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