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ダイスケ「幸せだよ」
そう言って、大好きな笑顔を私に向けてくれた
先輩が幸せなら、たとえ愛してもらえなくても幸せだと思える
それって、ただの強がりなのかな?
トモカ「私…先輩の事が大好きです」
先輩は一瞬だけ驚いた表情を浮かべたが、すぐにいつもの優しい笑顔に戻った
大好き「でした」とは言いません
まだ、私にはこの恋を過去にする事は出来そうにないから
もう少しだけ…好きで居てもいいですよね?
ダイスケ「俺も友香ちゃんの事が大好きだよ」
先輩の【大好き】は私の【大好き】とは違う
トモカ「…はい」
もし、先輩が本当の意味で私を好きになってくれたとしたら
やっぱり私は素直に喜べなかったと思う
他人が聞いたらただの強がりだと言うと思うけど…
私が先輩を好きになった理由はやっぱり中学生の時
だけど、再開して更に先輩の事が好きになった理由は、先輩が葵さんを今でも大切に想っていたからだと思う
一途に一人の女性を愛する先輩を知れば知るほど好きになった
私の初恋が叶う事は最初からなかったんだ
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