600頁記念!!…森兄弟の末っ子…

2/3
前へ
/727ページ
次へ
鬼武蔵が小牧長久手の戦いで鬼退治された後。 森家の当主には鬼武蔵や蘭丸の末の弟、森忠政が就いた。 忠政は関ヶ原の後、川中島周辺に領地を受け取ったのだが……。 忠政「は~い、検地しま~す」 慶長七年(1602)、忠政は突如として領地の検地を行った。 その結果、川中島の石高は……。 約13万石 → 約19万石 百姓「こ れ は ひ ど い」 ……1.5倍である。 石高が1.5倍という事はつまり、税金も1.5倍になるという事である。 忠政は検地という名目で、大増税をやってのけたのだ。 当然の事ながら、領民は反発。 川中島四郡で、全領一揆が勃発してしまった。 忠政「はいはいその位、事前に予測してましたよ~。 甲賀衆の皆さ~ん、よろしく頼みましたよ~」 タチの悪い事に、忠政は甲賀忍者をある程度雇っていた。 忍者により一揆勢の情報は忠政に筒抜け、一揆に関わる人物は次から次に逮捕された。 ……その数、およそ600人。 鬼武蔵をも撤退させた川中島全領一揆も、忠政はわずか数日で鎮圧してしまった。 だが、話はここで終わらない。 鬼武蔵の弟は、鬼どころの騒ぎじゃなかったのだ。
/727ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1281人が本棚に入れています
本棚に追加