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「うっせぇな、姉ちゃんは!」
「頭が悪いのがいけないのよ(笑)
姉弟とは思えない。」
「このやろ~!」
「やめなさい、二人とも…。」
これが、俺たちの日常茶飯事。
喧嘩をしていると、ポケットにある違和感がした。
『脳内メーカー』だ。
そして、雄輔はあることを思いついた。
「何よ、そのメガネ。
あんた、目悪かったっけ?」
雄輔は、メガネを取り出し天井を見ながら目にかけた。
「悪くなんかないよ。
ただ、姉ちゃんと直接目を合わせないようにするため(笑)」
「むかつく~!!」
そして、雄輔は恐る恐るメガネをかけたまま姉の顔を見てみた。
すると、そこには驚くべき光景が広がっていた。
なんと、姉の頭の周りには、いくつもの画面があったのだ。
それは、今まさに姉が考えていることだった。
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