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今までに見たことのないその道に興味を抱いた雄輔は、意を決してその脇道に入ることにした。
その脇道は、ちょうど人一人が入れるくらいの広さで、まるでお化け屋敷のような不気味な雰囲気を醸し出していた。
「気色悪っ。
やっぱり、戻るか…。」
耐えきれなくなった雄輔は、先へ進むのを諦めた。
そして、戻ろうとした矢先、不気味な音が響き渡った。
バキバキバキバキ!!
「なっ、なんだよ…。
まずいな、早く戻ろっ!!」
そう思い、後ろを振り返った瞬間!!
道の両側の壁が真ん中へ向かって倒れてきて、雄輔のいる方へと向かってくる。
「うっそ、マジかよ!!」
命の危機を感じた雄輔は、倒れてくる壁から逃げるため、道の不気味さを我慢しながら必死に奥へ奥へと走った。
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