1.脳内メーカー

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その瞬間、店の中からものすごい強風が雄輔に向かって吹き付けてきた。 そして、通りすぎたかと思うと、今度はさっきの倍の威力で雄輔の後ろから吹き付けてきた。 雄輔の体はふわりと浮き、そのままその先にあった店の中へと飛ばされた。 ガタゴトゴトン!! 店の中へと飛ばされた衝撃で、棚に積んであったあらゆる荷物が雄輔の上へと降ってきた。 「いたたたたた…。 あっ、壁!!」 雄輔は、思い出したように立ち上がり、今自分が走ってきた道の方を見てみた。 すると、そこにはちょうど店の前で途絶えている瓦礫の山があった。 「たっ、助かったぁ…。」 ほっとした雄輔は、力が抜けたようにガクンと地べたに座って、そのまま横になった。 そして、そのまま眠ってしまった。
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