惚れ薬

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吉村「春日はまだ来ないか…ん?」 吉村はテーブルの上に手紙と薬のようなものがあることに気がついた。 杉山「どうした?」 吉村「置き手紙が…春日だ!」 杉山「読んでくれ」 吉村「ん~と…」 『吉村氏・杉山氏・歌丸師匠へ 今日春日は30分くらい遅れるかもしれない だからちょっと待ってもらえないか あと、テーブルの上の薬は勝手に使うべからず …春日俊彰』 吉村「…だってよ」 杉山「何で30分なんだよ…こういうのは直に言ってほしいもんだ」 吉村「薬…」 吉村はテーブルを見た。 ペットボトルに桃色の液体が入っている。 吉村「何だろなあ…ちょっとだけ…」 杉山「勝手に使うなって春日が」 吉村「いいじゃん、減るもんじゃなし」 杉山「いや、その中身は確実に減るだろ」 吉村「ほんのちょっとだけ飲めばばれねえよ、いっただき~」 杉山「あ‼」
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