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その頃達海はまだ自分のジャケットを探し続けていた
達海「ねーなー。これじゃ試合始まっちまうよ」
有里「あ!いたいた!達海さんジャケットあったよー!」
緑色のジャケットを持った有里とその後ろにETUのマスコットキャラ－河童の『パッカ君』がいた
有里「パッカ君が洗面所で見つけてくれたんだよ」
達海「…パッカって洗面所行くの?」
パッカ君は何も言わず自分の頭を指差した
達海「あー河童は水が必要なのね」
有里「もーどこ行ってたのよー。この時間のない時に」
達海「ダルファーとしゃべってた」
有里「!！」
ジャケットを着ながらそう言う達海に有里は驚いた
達海「いやー自信たっぷりって顔してたよ。そりゃ負けなしで首位走ってんだから当然だけど」
達海「まあ良かった良かったちょっと安心」
有里「え…」
達海「あの様子ならいつもの超攻撃的布陣で来てくれるよ」
有里「良かったじゃないでしょ～」
達海「大丈夫だってー。この試合ウチらが勝つから」
有里「…うん!そうだよ！勝ってそれでETUが雑誌に取り上げられるようになって取材とかもいっぱい来て…etc」
喋り続ける有里をよそに達海はこれから始まる90分の戦いが楽しみで仕方なかった
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