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秀吉said
そろそろか?そろそろ信長死去の報告が来る頃じゃないか?
「秀吉様‼」
ほら来た。まだ笑うな。ばれてしまう。
「何じゃ?孝高?」
秀吉は笑いをこらえながら言った。
「毛利軍から、使いの者が来ておりますが、お会いしますか?」
「そっちぎゃー‼前におみゃに言ったぎゃ。使いがきたら。兵糧を渡せと。」
「今回は少しばかり様子が違うのですが?」
「どう違うのじゃ?」
「降伏を宣言しております。」
「何じゃそんなことか。」
秀吉は残念な顔をしたが。
「降伏じゃと‼」
「はい。そう申しております。」
「兵糧だけ渡して返せ‼」
「それでは、武士の誇りが廃りましぞ‼」
この言葉を聞いた。秀吉は血相を変えて孝高に問う。
「何が武士の誇りじゃ‼笑わせるな‼あの城の中には毛利家の有力武将もおるのじゃ。もし降伏を受け入れているうちに。武将が逃げたらどうするのじゃ。おみゃが捕まえるのか?」
秀吉は孝高に理不尽な怒りをぶつけた。
「すいませんでした。ご無礼をお許しください。」
孝高は土下座をした。
「そこまでしなくても良いぞ。ワシもつい渇となって―――。」
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