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「…暑い。まだかよ…。」
溶けるような暑さの7月某日、俺はミクとのデュオ曲を作るためKAITOを注文した。
作詞、作曲全部俺。最高の一曲になりそうだというのに台風のせいで遅れやがった。
「まったく…ざけんじゃねぇよ…。」
ピーンポーン
チャイムの音が鳴る
待ってましたとばかりに俺は業者からKAITOを受け取る。
「やっと曲の制作が出来るぜ…。」
慣れた手つきでPCの電源を入れソフトを起動する
さぁ、早く作らなきゃな…
そう思った瞬間、想定外の事が起こった。
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