2人が本棚に入れています
本棚に追加
10分程走ると、HOTELが見えて来た。
「大丈夫かい?」
と、私を気に掛ける彼に、私は笑顔でコクリと頷く。
私達は車を降り、彼は直ぐ隣にあるドアに手をかけ扉をあけた。
扉をあけると部屋へと繋がる階段があった。
今度は私が彼を「お先に」
と先頭にエスコートする。
ここはロビーを通らず、プライバシーを配慮し直接部屋へと向かえる仕組みになっている。
彼を先頭に階段を上がり部屋へと繋がる扉を開く。
ガチャ!
私が扉を閉めるなり自動でロックが掛かった。
部屋のソファに「ふぅ」 と鞄を持ったまま腰掛ける彼。
私も「お疲れ様」と向かい合わせに置かれているソファにそっと腰を下ろした。
‐
最初のコメントを投稿しよう!