私と云う人間

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「汗をかいてるから、先にお風呂入っていいかい?」 と男は重たそうに着ていたジャケットをベットに置いた。 私はコクリと頷き、彼の置いたジャケットをハンガーに掛け、近くにあるクローゼットに掛けた。 「本当に気が利くいい子だね、 優花は 正に名前通りの子だ」 私は微笑みながら首を横に振る。 「そうでもないよ、 いいなと思う人にしかしないから」 その言葉を聞いた男は、満足そうにお風呂場へと向かった。 ザァアア…―‐ 直ぐにシャワーの音が聞こえてくる。 よし、始めるか ‐
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