三章
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********** いきなり転んだかと思えば、意識を失った沙織ちゃん。 カイも慌てて駆け寄ってきた。 「沙織?」 「とりあえず、保健室だ」 オレが抱え上げるより早く、カイは沙織ちゃんを保健室に連れて行った。 ひどく心配そうだったカイの顔。 こんな時だけ彼氏ヅラするなんて、卑怯だぜ? 結局この日、カイと沙織ちゃんが部活に戻ってくることはなかった。
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