三章

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結局そのまま先パイは私についてくれていて、家まで送ってくれた。 「さっきはポーカーフェイスじゃなかったんだな。余裕がなかったから?」 先パイの口から出る嫌味に負けそうになりながら、それでも言い返す。 「違います。あれが、"本当の私"です。あのときは…」 千明と会った日。先パイが、私を無視するキッカケになった日。
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