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杏「そういえば、魅緒はなんでここにいるんだ?」
あっ!そうだった…
どうやって入ろうかなぁ?
魅「転入生なんだけど、どうやって入ったらいいかわかんなくて…」
杏「それなら俺がこれ登って開けてやるよ!」
・・・
え、今なんて…
登って?
登る!?
魅「あ、杏樹!?
待って、落ち着いて!
あ「警報鳴るんで、降りていただけませんか?」
ビクッ
な、何!?
あ、杏樹落ちる。
落ちる!?
あ、危ない!
どうしよう!!
魅「杏樹!
こっち!!
ぅわああぁあ!!」
痛い。
杏樹が予想以上に重たかった…
魅「ぅう…
杏樹、大丈夫?
ケガとか、ない?」
杏「ぅぅん……
魅緒?
魅緒!!大丈夫?ごめんな、上に落ちたりして…ッ」
魅「杏樹…
大丈夫だよ。
僕はどこも―「ケガ、していますよね?
頬に傷と、足もひねってますし…」
ギクッ
な、なんで足ひねったことばれてるんだ…?
ここはなんでもないふりをしよう。
魅「なんのことですか?
僕はこの通り、元気です。」
「ハァ
ではそういうことにしておきます。
私は白鷺 弥麗-シラサギミレイ-です。
生徒会副会長を務めさせていただいています。
お二人の案内を任されていますので、行きましょうか?」
ニッコリ
うわ、嘘っぽい笑顔。
いつもこんな風に笑ってるのかな…。
魅 杏「その嘘っぽい笑顔、止めたほうがいい ぞ と思います」
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