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漫画シリアス
少し嬉しそうに笑う貴方
「それ、取るの禁止ね」
私は彼が塗ったお揃いの
マニキュアを見つめる
「何勝手に塗ってるのよ、まったく」
私は呆れたような顔をするけど
本当は嬉しかった
彼はそんな私の気持ちに
気づいてなのか
そっと手を握り
幸せそうな笑みを
向けた
素直じゃない私は
「何笑ってるのよ///…馬鹿」
照れ隠しをしてしまう
それでも
彼は微笑み掛けてくる
この幸せがずっと
続くと思っていた…
貴方が世界から消えるまでは
今私の側にあるのは
貴方とお揃いの…
マニキュアだけ
ねぇ…いつになったら
この色を…消してもいいの?
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