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前を歩いていた夢兎は教室のドアを開け中に入っていく。
その後に啓兎と篤は続いた。
啓兎は席に着き前の涼也の背中を突ついた。
啓兎「涼也~1時間目ってなんだっけ?」
涼也「ん?あ~確か英語じゃないか?」
啓兎「ぇえ~俺、英語あんまり好きじゃない。」
啓兎はだらんと机に突っ伏し授業が始まるのを仕方なさそうに待っている。
するとそこに夢兎が近寄ってきた。
夢兎「けーいとっ♪なにへこんでんの?」
夢兎は後ろから机に手をつき、啓兎を挟むような形で啓兎を覗き込む。
涼也「(うほっ双子フラグ!!そのままちゅーしちゃってくれ!!……このムズムズするってゆうかモヤモヤする気持ちはなんだ?!まさか無自覚腐男子ってやつか?…。違うっ!断じて違うぞっ!これはだな、その、あれだ、親友を取られるとかそんな感じの感情だっ!そうに違いない!)」
涼也がボーッとこっちを見ている中、夢兎は次は啓兎の苦手な英語だったな、と思い出し頭を撫でた。
夢兎「苦手って言っても啓兎はなんでもできるから大丈夫だよ!」ニコッ
啓兎「それ俺にとってはあんまり慰めにならないんだけど。」ぷいっ
実は啓兎はなんでもとか完璧って言われるのがあまり好きではない。
それを知っていた夢兎は慌てた。
夢兎「ちがっ!啓兎は
キーンコーンカーンコーン…」
そこで鐘が鳴ってしまい夢兎はオロオロしている。
啓兎「ふふっ。わかってるよ。ありがとう。」ニコ
夢兎「~っ!///…啓兎ホント大好きっ。」
ぎゅっ
夢兎は机に置いていた手を啓兎のお腹に回し抱きついた。
ニコニコと2人は笑い、周りには花が飛んでいる。
仲が良い双子を見てクラスは微笑ましく見ている。
クラス一同(かわいいな~///癒される。)
ガラッ
担任の堺が入ってきた。
鷹行「はーい席着け~。」
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