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「また…ここだ…」
僕は無機質な病院のベッドの上で1人呟いた。
数えきれないほどの入退院で見慣れた天井、点滴、ベッド。
しかし一ヶ所だけいつもとは違うことに気づいた。
「…相部屋?」
目線の先、窓際のベッドはカーテンが引かれている。
まぁ挨拶ぐらいしとかなきゃだよな…
そう思い僕はゆっくりとカーテンに近づきそれを引き開けた。
心臓が止まった気がした。
そこには今まで見たことがないほど美しい女の子が眠っていた。
「ん、うぅ?」
カーテンを引いた音が原因か微かに呻き目を覚ました彼女に僕はかける言葉を失った。
それほどに綺麗だった。
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