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次の日、朝から彼女は僕を揺すり起こしまた微笑んだ。
「早起きしなきゃ体に悪いよ!」
その笑顔を見ているだけで病気が治る気がした。
「まだ6時だよ…?」
「も・う・6時なの!」
一夜明けたことでなんとか自然に喋ることができた。
それからは入院中の暇を2人で潰した。
顎が疲れるまでお喋りして指が疲れるまで2人でゲームをした。
今まで病弱な体を恨んできたが自分の体が少しだけ好きになった。
我ながら現金なもんだ。
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