少年と少女

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「名残惜しいけどもう限界、もっと君と一緒にいたかった…」 徐々に消えながら彼女は一言ずつ言の葉を紡いだ。 「じゃあね、またいつかどこかで」 その言葉を最後に彼女の声は聞こえなくなった。 でも最後に彼女は声にならない言葉を発していた。 僕の返事と全く同じ言葉だった。 君の分も僕が叫ぶよ。 「ありがとう!」 ~fin~
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