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「……」
『……』
「……」
『……』
「………」
『…………』
沈黙を破ったのはKYの優兄だった
「つか亜佐姫大丈夫か!?」
みんな優兄の声でハッとなった。
…たまには優兄でも役に立つんだなと今改めて分かった。うん
「で、何があったんだ?」
顔を上げると心配そうな顔をした炎斗兄が居た。
炎斗兄は喧嘩好きの不良で三男だ。
…つか
「近いんだよッ!」
うちが言ったと同時に炎斗が目の前から消えた…というより下につぶれたと言うんだろうか。
床に顔がのめり込んでるように見えるのは気のせいかな?
「気のせいだよ♪」
横を見ると炎斗兄を足で床にのめり込ませた犯人…夏希兄が微笑んでいた。
心なしか笑顔が黒く見えるんだけど!?
「亜佐姫は気にしなくて良いですよ」
更にその横には仏のような優しいオーラを出している京兄が居て、うちの頭を撫でていた
京兄は本当、仏のようだ。が、しかしキレると仏から悪魔に変わる。京兄は次男だ。
「何を言ってるんですか?」
「何でもないよ(汗)」
「で、何があったんだ?」
「うわぁ!?」
いきなり言われてビックリしてしまった…つか何故耳元で言う!?
バッと振り返ると誠兄が居た
誠兄は黒渕眼鏡が様になっている。ちなみに誠兄は長男だ。
つか振り返った瞬間眼鏡がキランッてなった気がするんだけど…
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