第一話

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「……」 『……』 「……」 『……』 「………」 『…………』 沈黙を破ったのはKYの優兄だった 「つか亜佐姫大丈夫か!?」 みんな優兄の声でハッとなった。 …たまには優兄でも役に立つんだなと今改めて分かった。うん 「で、何があったんだ?」 顔を上げると心配そうな顔をした炎斗兄が居た。 炎斗兄は喧嘩好きの不良で三男だ。 …つか 「近いんだよッ!」 うちが言ったと同時に炎斗が目の前から消えた…というより下につぶれたと言うんだろうか。 床に顔がのめり込んでるように見えるのは気のせいかな? 「気のせいだよ♪」 横を見ると炎斗兄を足で床にのめり込ませた犯人…夏希兄が微笑んでいた。 心なしか笑顔が黒く見えるんだけど!? 「亜佐姫は気にしなくて良いですよ」 更にその横には仏のような優しいオーラを出している京兄が居て、うちの頭を撫でていた 京兄は本当、仏のようだ。が、しかしキレると仏から悪魔に変わる。京兄は次男だ。 「何を言ってるんですか?」 「何でもないよ(汗)」 「で、何があったんだ?」 「うわぁ!?」 いきなり言われてビックリしてしまった…つか何故耳元で言う!? バッと振り返ると誠兄が居た 誠兄は黒渕眼鏡が様になっている。ちなみに誠兄は長男だ。 つか振り返った瞬間眼鏡がキランッてなった気がするんだけど…
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