5人が本棚に入れています
本棚に追加
/8ページ
気のせいにしとこう…
「みんな心配しすぎだよ(笑)怖い夢を見たんだよ、夢」
うちが笑いながら言うとみんなほっとしたようで笑顔になった。
「あぁ!忘れてました!」
京兄が何かを思い出したようで慌てて部屋から出て下に降りていった。
…何があった?
疑問に思ってると何故か優兄が答えた
「今日の朝飯当番は京志朗だし、目玉焼きつくってた最中に此所に来たからなぁ…つか焦げ臭いな。」
……京兄…火は消そうよ……
『ハァ…』
みんなの気持ちが一つになった瞬間だった(笑)
「みんなー!手伝ってくれませんかー?」
下から京兄がうち等を呼んだため、返事をして下に降りた。
廊下に出ると食器の音が聞こえ、美味しそうな匂いがフワッともれていた。
優兄と炎斗兄はヨダレを垂らしながらダッシュで台所に入っていった。
「あいつらは精神年齢幼稚園児くらいかなんか!?」
うちがツッコンでいると誠兄がうちの頭を撫でながら言った
「あいつらはただの馬鹿だ。気にすることはない」
その隣の夏希兄も笑いながら言った
「そうだね、気にしない方がいいよ♪」
うちは苦笑いしながら頷いた。
「亜佐姫ー誠ー夏希ー!早く手伝えよー!!」
台所から優兄の呼ぶ声が聞こえてきた。うちらは急いで台所に行き、手伝いを始める。
つか京兄ご飯作るの早いなぁ
「さすが京兄…」
「え?何がさすがなんです??」
えっ…声出したっけ!?
「はい、バッチリ声出てますよ♪クスッ」
京兄の答えに暫く固まった
「…………………えぇ!?」
優兄と炎斗兄に笑われたが無視して手伝いを続けた
これからは気を付けないとなぁ…
そう思いながら食器をテーブルに並べた
しばらくして朝食の準備が終わり、皆席に座った
最初のコメントを投稿しよう!