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誠兄は全員居ることを確認してから口を開いた
「皆集まったな」
すると優兄がすかさず口を開く
「なぁ!こいつは誰なんだよ?」
さすが馬鹿でKYな優兄。今からそれを話すのだろうにそれすら分からないのか…
優兄の馬鹿な発言に京兄が答える
「優紀、それを今から話すんですよ?」
「あ、そうか」
…あぁ…馬鹿すぎる……
もう誠兄なんて溜め息ついてるし…仕方ないから助言をした
「誠兄、説明しないの?」
誠兄は気を取り直してコホンッと咳をひとつして、さっきうちに話したように説明した
「……ということだ。分かったか?」
皆、頷いた。すると炎斗兄が手を上げた
「炎斗、どうした?」
「こいつがジジイの部下ということや兄貴と文通してたのは分かった。けど…今さら何の用なんだ!?母さんや父さんの葬式にも来てねぇくせに!今までほおってたくせによッ!!何で今さらッ!!!」
炎斗兄はバンッとテーブルを叩いた
今にも無表情のお兄さんに襲いかかりそうな勢いだったため、炎斗兄を優兄と夏希兄がなだめながら押さえた
それから暫くし、無表情のお兄さんのお兄さんは口を開いた
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