Episode†1

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side:千夏 光りが強まるにつれて、鼓動が大きくなっていく。 【ドクン】 僅か数秒のホワイトアウト。 「…ハァッ…ハァッ、ハァッ…ッ…!?」 金色の光りは身体を通り抜けたのだろうか? 今度は後ろに伸びた影が、金色から赤へと塗り変えられていった。 どうやら身体に異変は無いみたいだが…気色悪い。 影は黒が基本だろ! 赤になってどうするんだよ!? 「…どうやら貴方で間違いないようですね」 訳の解らないこの変質者に、思わず怒りから胸倉を掴んで叫んだ。 「…アンタ、俺に何をッ!?」 「おめでとうございます。今日から貴方は『ヒーロー』です」
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