Episode†1

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side:千夏 「はあッ💢💢💢!?」 何故この真剣な眼差しに向かって、この変態は冗談が言えるんだ?? 「今日はなんて素晴らしい日でしょうか…漸く『レッド』が見付かりました」 「アンタいい加減にッ…!?」 その満面の微笑みを歪ませてやろうと右手を振り上げた時だった。 「ハイ?」 変態の背後に何か居る。 「…へ!?なんだよ、ソレ……?」 白くて。 ぶよぶよで。 足?ていうか触手?がいっぱいで。 その正しく宙にフワフワ浮いている感じは…… 変態は首を捻ると、爽やかに俺の問いに答えをくれた。 「嗚呼、これが貴方の当面の敵になります。『クラゲ』ですよ」
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