7人が本棚に入れています
本棚に追加
side:千夏
確かに!!
そうそうクラゲだよ、コレ…ん?
「…イヤ、クラゲは納得だがクラゲじゃないだろ!?似てるけど形だけだろ、なんだよアレ!?つーか敵ってなんだよ!?」
いきなり現れて『敵』って紹介されても……
だって、コイツ。
ただ浮いてるだけなんだけど!?
触手はもにょもにょ動いてるけど。
ポストにも屋根にも当たってもノーリアクション…
「千夏君、コレを差し上げましょう」
怒りを忘れて唖然と立ち尽くす俺に手渡されたのは。
真っ黒な分厚い一冊の本。
「重ッ!?」
「さぁ、倒してください!!」
最初のコメントを投稿しよう!