Episode†1

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side:千夏 確かに!! そうそうクラゲだよ、コレ…ん? 「…イヤ、クラゲは納得だがクラゲじゃないだろ!?似てるけど形だけだろ、なんだよアレ!?つーか敵ってなんだよ!?」 いきなり現れて『敵』って紹介されても…… だって、コイツ。 ただ浮いてるだけなんだけど!? 触手はもにょもにょ動いてるけど。 ポストにも屋根にも当たってもノーリアクション… 「千夏君、コレを差し上げましょう」 怒りを忘れて唖然と立ち尽くす俺に手渡されたのは。 真っ黒な分厚い一冊の本。 「重ッ!?」 「さぁ、倒してください!!」
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