Episode†1

2/25
前へ
/100ページ
次へ
side:??? ――たまには、歩いて帰ろうなんて普段とは違うことをしてしまったから。 こんな厄介な事になるんだ―― いつもの通学路を徒歩で帰宅中。 広い道のど真ん中で、夕陽を背にこちらへ向かって来るのは。 ――全身銀色の奇妙な男―― シルクハット。 燕尾服。 靴にステッキは勿論、髪の色まで…… 絶対に関わり合ったら……危ない、危険過ぎる!! だからこそ下手に刺激しないように、あくまでも自然に距離を置いて擦れ違った筈なのに。 【ドンッ】 この不審者、ぶつかって来やがった!?
/100ページ

最初のコメントを投稿しよう!

7人が本棚に入れています
本棚に追加