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――たまには、歩いて帰ろうなんて普段とは違うことをしてしまったから。
こんな厄介な事になるんだ――
いつもの通学路を徒歩で帰宅中。
広い道のど真ん中で、夕陽を背にこちらへ向かって来るのは。
――全身銀色の奇妙な男――
シルクハット。
燕尾服。
靴にステッキは勿論、髪の色まで……
絶対に関わり合ったら……危ない、危険過ぎる!!
だからこそ下手に刺激しないように、あくまでも自然に距離を置いて擦れ違った筈なのに。
【ドンッ】
この不審者、ぶつかって来やがった!?
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