7人が本棚に入れています
本棚に追加
side:???
しかもこの銀色男は、道に倒れ込んだまま蹲まり…
「嗚呼、胸がッ!?」
なんて悲鳴まで上げるから。
「す、スミマセン💦大丈夫、ですか?」
一抹の良心に従って、手なんか差し出してしまったんだけど…
「ありがとうございます…」
満面の笑みで礼を言う、その端正な顔に見惚れてしまった。
――白い肌と赤い瞳が銀一色の世界に映える――
「あ…イエ、本当にスミマセンでした////////」
男相手に赤面するなんて、情けない。
頭を下げてこの場から早く立ち去りたいのに。
何故か、この男は繋いだ右手を離してくれない。
最初のコメントを投稿しよう!