Episode†1

3/25
前へ
/100ページ
次へ
side:??? しかもこの銀色男は、道に倒れ込んだまま蹲まり… 「嗚呼、胸がッ!?」 なんて悲鳴まで上げるから。 「す、スミマセン💦大丈夫、ですか?」 一抹の良心に従って、手なんか差し出してしまったんだけど… 「ありがとうございます…」 満面の笑みで礼を言う、その端正な顔に見惚れてしまった。 ――白い肌と赤い瞳が銀一色の世界に映える―― 「あ…イエ、本当にスミマセンでした////////」 男相手に赤面するなんて、情けない。 頭を下げてこの場から早く立ち去りたいのに。 何故か、この男は繋いだ右手を離してくれない。
/100ページ

最初のコメントを投稿しよう!

7人が本棚に入れています
本棚に追加