5人が本棚に入れています
本棚に追加
「お前ら二人はこれからの季節、教室をサウナに変える。頼むから余所でやってくれ」
「大丈夫、すぐに連れていくから」
いつもの様に岳の茶化しに対処する結衣。
以前は本気で「ひどい……」とか泣きそうになってたのに。
結衣も成長したものだ。
「ほらアキラ。ボーッとしてないで早く屋上に行こう?」
「ん、手を貸して」
「もう~しょうがないな。よいしょっ――っあ!?」
「!?」
要望通り手を貸してくれた結衣だったが、細身の彼女に男の体重は支え切れず、真正面にいた僕に覆いかぶさる形になる。
最初のコメントを投稿しよう!