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「――と。――くと」 「……」 深い闇に支配されている視界。 ふわふわと心地いい―― ここはどこだろう?さっきから揺れてるのは地震? ……いや、それよりもっと人工的な何か―― 「――アキラ!!」 「っ!?」 次の瞬間、突然の大声で一気に世界が変わる。色づいた世界の眩しさにたじろぎ、見上げたそこには結衣の顔があった。 「おはよ」 「ん、おはよう結衣」 そう言いながら、改めて結衣の顔を見る。
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