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我ながら何故こんな可愛い子が自分の彼女であるのかが不思議だ。 「どうしたの?人の顔ジーッと見たりして?」 「ん、何でもない。結衣の方こそどうしたの?何かあった?」 「何かあったって……。アキラ、もう昼休みだよ?」 「え? ウソ?」 「ホント」 辺りを見回すといつもの光景―― 見慣れた教室――が広がっていた。 クラスメイトは各々の昼食を取り、中には机をいくつも繋げてグループで食べている者もいる。 時計に目をやると確かに正午を過ぎている。
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