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だけど、私は。
「私は、あなたに好きになってもらう資格なんてないんです」
「父親がどうとか、そんなこと俺はっ!」
「違うんですっ!」
激しい声で彼の言葉を遮る。
「違うんです……。
私、あなたのこと、不幸にしてやろうと思って近づいたんです!
あなたが自分のこと、不幸だって言うから!
本当の不幸なんて知らないくせにって!
なのに……」
それなのに。
「私……あなたといると、幸せだったんです!」
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