監禁生活二日目

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「……なんでここにあんの…………。イリュージョン?」 力無く呟く私に、やっとのことで痛みから解放されたらしい彼は、悪戯が成功した子供のようにはしゃいで言った。 「昨日弥生が寝た後弥生の家に行ってさ、現状を包み隠さず話して荷物運ばせてもらった!」 「包み隠さずって……、私を監禁するってことも?」 「当たり前田のクラッカー」 古ッ!いや違うそうじゃなくて、つーか私のかーぞくぅー! なに娘が監禁されるって聞いて平然と、寧ろ協力するような真似しちゃってんの? ありえるか?普通に考えて。 いや、あまりにも非現実的すぎて理解が追い付かず、それで彼に言われるがままに行動したのかな?
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