第一夜

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玖「そうか…君は知ってるんだね、僕たちの正体を…」 玖蘭先輩がそう言って、私から目線をそらして、優姫ちゃんに手を伸ばそうとした時、 パシッ! 錐「授業が始まりますよ。玖蘭先輩」 不機嫌な顔をした零君が、玖蘭先輩の腕を掴んだ。 玖蘭先輩は恐いね、と言って背を向けて校舎の方へ歩いて行った。 錐「俺には関係ないが…わかってるだろうな?」 黒「わかってるよ、あの人達が私たちとは違う存在だってこと…」 そう違う存在… 見目麗しい彼ら、ナイト・クラスは、ただのエリートの集団じゃない デイ・クラスの一般生徒が知らない秘密… 彼らは全員ヴァンパイアだ まあナイト・クラスの秘密を守るのが、私たち、ガーディアンってわけ。 錐「てめーら!とっとと寮に帰れ! キャーキャーキャーキャー騒ぎまくって! 苦労させられるのは誰だ!?えぇ!?」 零君は女子達に怒鳴り散らしてる そんな零君を優姫ちゃんが殴る 黒「どうして遅刻しといて偉そうなのよ!」 そんな優姫ちゃんに零は背を向けどこかへ向かう。 黒「ちょっと零!どこに行くのよ!ねぇ零!?」 うん、理事長のとこに、文句言いに行くんだな…多分 そして零君について行って着いたとこは理事長室、 やっぱりね…
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