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そしたら、偶然その曲がり角から時が出てきました。
未来「ぶ・ぶつかる~💦」
時「おっと。」
ぶつかりそうになりましたが、時が軽い身のこなしで避け、ぶつからずに済みました。急ブレーキをかけてた未来は勢い余って、こけそうになりながらもなんとか、転けずに体勢を立て直しました。
未来「危なかった。もう少しでぶつかるとこだった。」
時「ビックリしたな~❗いきなり、曲がり角から、女の子が走って来るし。」
未来「ご・ごめんなさい。急いでいたもので。」
時「こちらこそごめんなさい。人を探していたもので。」
時は、未来が年上だと気付き、敬語で言いました。
未来「「この子から、周りとは違う感じがする。もしかして、別の世界の住人?」」
未来はそう思いながら、桃(ピンクの猿)を見ると、桃は未来の気持ちに気付いているのか、頷きました。
時「俺はそろそろ行くぞ。人を探さなきゃいけないし。」
時はこの人が自分が探している人物だってことはまだ気付いていません。ましてや未来もこの世界の住人ではないとは気付いたけど、自分を訪ねに来たとは知るよしもありません。
未来「誰を探しているの?私、この辺りに住んでるから、手伝うよ。」
時「えっ。いいんですか?急いでたんじゃ。」
未来「いいの、いいの。まだ時間あるし。ちなみに敬語じゃなくてもいいから。」
時「でも、年上じゃないですか?」
未来「私は敬語で言われるの慣れてないの。だから、使わないでいいから。」
時「そうですか。じゃあ。使わんとくな。」
未来「そう言えば、名前は?」
時「神野時だけど。」
未来「時君ね。私は夢野未来。よろしくね❗」
時「よろしくって、え~❗」
未来「何、驚いてるの?」
時「俺が探してたのはお前何だけど。」
未来「えっ。私?」
時「そうだ。未来、お前だ。」
未来「私に何の用?」
時「作者から、手紙を預かったから、届けに来たんだ。」
そう言って、時は三枚のパンフレットを入れるぐらいの大きさの封筒を取り出しました。
未来「手紙?」
未来は封筒を受けとりました。
未来「これ、三枚もあるよ。」
時「宛名を見てみろ。」
未来は宛名を見ました。
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